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知っておきたい!進物線香について
葬儀や法事などのご供養にお線香を贈る。日本の長い歴史の中で伝えられてきた心優しい伝統の文化の一つである 進物線香。
最近ではあまり馴染みも薄くなりつつあり、どのような物を贈れば良いか わからない方もいらっしゃるかもしれません。
季節ごとのご挨拶や急なお知らせがあった時、お世話になったあの方、大切な家族、遠方にいるけれど気持ちを伝えたい けれど どれを選んだら良いのか わからない、いくらぐらいが相場なの?失礼のないようにマナーはあるの?などなど皆様の疑問をひも解いていきましょう。
お線香を贈るシーンは?
そもそもお線香を贈る事ってあるの?と疑問に思うかもしれません。
例えば
- 葬儀やお通夜に行くことができない
- お盆やお彼岸のお供えとして
- 里帰りの際にお土産の他にご先祖様へ など
とりわけお身内だけの葬儀や 通夜を行わないなどのケースが増え、お世話になった方や大事な友人に十分なお別れも出来ずに喪中はがきで初めて訃報を知るケースがとても増えています。
そういった場面でお悔やみの気持ちを込めたお供えとしてお線香をお贈りする方が増えてきています。
葬儀はすでに終わっており、先方に迷惑にならないかしら...と気をもんでいらっしゃる方もいると思いますがそんな時には「線香を贈る」ことをお勧めします。
お線香の相場って?
「香典=線香代」と考えましょう
もともと香典とは 「御香料」と言い お線香代の事をさしていました。ですので葬儀に参列されない場合はお包みする予定だった金額を参考にご予算をお考えになるとよいでしょう。お付き合いの程度によって金額の差はありますがだいたい3000円~10,000円が多いようです。
最近では香典を辞退されるケースも増えており、地域のしきたりなどある場合がありますので 身近な方にご相談されるのもよろしいかと思います。
相場 |
相手 |
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相手に気を使わせたくない場合に選ばれることが多い価格帯です。ご近所や知り合いへ |
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種類も豊富で、最も選ばれている価格帯です。お知り合いへ |
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親しい関係の方へのお供えとして最適です。こちらもよく選ばれる価格帯です。ご友人、職場の上司など |
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特に大切な方へのお供えとして最適です。初盆のお供えにも最適です。ご親戚や恩師など |
お線香を贈るタイミング
タイミング |
目安 |
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葬儀後~49日までの間 |
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お盆の入りの1~2週間ほど前 |
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喪中はがき到着以降12月中旬まで |
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法要の前日まで |
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帰省や訪問のタイミングで |
マナー
ご自宅へお参りする場合
ご自宅へお伺いさせていただき お仏壇(祭壇)へお参りし仏前に供えさせていただくのが最も丁寧なお参りです。その場合事前にアポイントを取るのを忘れずに。葬儀後などは多くの方が各種手続きや弔問のご対応、お仕事の関係で多忙にされておられます。 |
線香を発送する場合
距離が遠く訪問が難しい、ご自身の体調面で訪問が難しい、小さなお子様がいらっしゃる、お仕事の都合でどうしても難しい、いろいろなケースがあります。そういった場合、ぜひお線香を発送し お世話になった方へせめての弔意を伝えることをおすすめします。 |
*ご注意点
現金を同封してお送りする事は郵便法 第十七条に基づいて禁止されております。現金送付をご希望される場合は日本郵便の現金書留をご利用ください。
内熨斗と外熨斗
進物線香は包装をし、熨斗をかけます。包装紙の内側に熨斗をかけるものを「うちのし」、外側にかけるものを「そとのし」と言います。
内のしは上品で控えめな印象を、外のしは どなたからいただいたかがすぐにわかるという特徴があります。
表書き
仏式であればご霊前(四十九日まで)、ご仏前(四十九日以降)、お供えは命日からの日数に関係なくご使用いただけます。
神道であれば、玉串料、キリスト教であればお花代と記入するのが一般的です。
用途 |
表書き |
いつでも使用可能 |
御仏前・御供 |
四十九日前(通夜・お葬式など) |
御霊前・御供 |
四十九日後(忌明け) |
御仏前・御供 |
新盆・初盆を迎えられる方 |
新盆御見舞・御仏前・御供 |
喪中はがきを受け取った際 |
喪中御見舞・御仏前・御供 |
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